手の甲のシワを改善して、若々しい手になりたいですよね。
ハンドケアをしていても、手の甲のシワが増えてきた…と気にしている人は多いかもしれません。
手の甲のシワやシミは、年齢が現れやすい部分です。
手の甲は顔よりもシワができやすいと言われていますが、その原因と対策を見ていきましょう。
手の甲にシワができる原因
手の甲にしわができる最大の原因は、この3つです。
- 乾燥
- 紫外線
- 加齢
なぜ、シワができてしまうのか探ってみましょう。
原因1.乾燥
ハンドクリームをこまめに塗ってケアしても、どうしても乾燥してしまうのが手。
かさかさの手で老けて見られたくないですよね。
特に乾燥する冬の時期は要注意。
水仕事が多い人は手が乾燥しっぱなしになってしまいます。
肌の乾燥によって、なぜ手の甲や指にシワが出来てしまうのでしょうか。
肌には角質層があり、その間に角質間脂質があります。
角質間脂質は水分を主とした成分で、角質細胞同士をつなげる役目があります。
この角質間細胞には、大事なセラミドが含まれています。
ですから、乾燥によって角質間脂質の水分が蒸発すると、角質がしぼんでしわしわになってしまうのです。
手の甲はなぜ乾燥しやすいのか?
- 手の甲は皮膚が薄い
- 紫外線にさらされている
- 水に触れることによる乾燥
- 新陳代謝が遅い
意外にも手は顔よりも皮膚が薄く乾燥しやすいため、ハリが失われがち。
さらに手は日常的に外気にさらされていて、水の蒸発と共に手の水分も奪われています。
手の甲は皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が遅いと言われている部分でもあります。
ターンオーバーが遅いと新しい皮膚に生まれ変わるのが遅く、ダメージが残りやすいのです。
原因2.紫外線
外気にさらされている手は紫外線の影響を受けやすのです。
手の甲のシワは、この「光老化」がほとんどの原因です。
真皮にまで到達する紫外線A波によって真皮のコラーゲンやエラスチンが壊されてしまいます。
肌のハリを保つ繊維が壊れてしまい、弾力が失われ、シワが出来てしまうのです。
原因3.加齢
25歳をピークに私たちの肌のコラーゲンは減少して行きます。
さらにセラミドの減少、蓄積された紫外線の影響…と加齢による影響は手の甲だけでなく、肌全体に現れてきます。
手の甲は10年早く老化?
手は他の部分よりも早いスピードで老化すると言われています。
手の皮膚は他よりも薄く、いつも外気にさらされています。
過酷な状態で頑張っている手にできるシワ対策とは、どんなものがあるのでしょうか。
手の甲のシワをなくす対策
①乾燥による手の甲のシワを防ぐには
手は日頃からしっかりとケアすることが大切です。
食器洗いやお洗濯など水仕事、お風呂上りなど、水を触ると一時は手が潤う感じがしますよね。
ですが、水分が蒸発する時に肌の水分も奪って行き、より乾燥してしまいます。
手の甲の皮膚は薄く、乾燥しやすいので、ゴム手袋を着用して、濡れたら良く拭きとることがポイントです。
ハンドクリームを効果的に塗るコツ
ハンドクリームをいつも持ち歩いているという人は多いはず。
手を洗ったら、こまめな塗りなおしとたっぷり使うことがポイントです。
- 意外なほどたっぷりと使う。
- 手を洗ったら、水分が乾かないうちにたっぷり使う。
- 手指全体に塗りこむ。
敏感肌の人は、香料や配合成分でかえって手荒れを引き起こしてしまうことがあるかもしれません。
配合をよく確かめ、添加物などをチェックしてから使いましょう。
②紫外線による手の甲のシワを防ぐには
何と言っても、紫外線を防ぐことが大事。
紫外線対策は美肌の基本中の基本と言っても過言ではありません。自転車や車の運転で手の甲は紫外線にさらされることが多いのも事実です。
紫外線対策に日焼け止めや、UVカット効果のあるハンドクリームで予防しましょう。
車の運転時には必ずドライビンググローブをはめるなど、習慣化することが大事です。
③加齢によるシワをなくす対策
手のパーツモデルのケアをご存じでしょうか。
常に手袋着用など、効果はあってもわたしたちには現実的とは言えない…かもしれませんが、取り入れられる方法やヒントがあります。
ポイントはハンドクリームの前に化粧水をつけること。
乾燥した手は、すでに水分がない状態です。言うなれば、砂漠状態…。
そこに油分を補っても、すでに水分がなくなっているので潤わないのです。
アンチエイジング対策としては、手の甲にまず肌の水分補給として、セラミドやコラーゲン配合の化粧水で保水します。
その後にハンドクリームなどの油分をのせましょう。
まとめ
手の甲のシワを防ぐ対策は、どれもちょっとした工夫でできることばかりではなかったでしょうか?
日々の積み重ねと丁寧なハンドケアで、若々しい手を目指しましょう。